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かつては日々の食事メモでした。

啓発されてがんばらない

自己啓発本情熱大陸的な番組など、気付け薬とも言える存在が世の中には溢れている。私はこうした本の類は読まないが、テレビ番組は好きでたまに見ている。こんな人が世の中にいたのかという発見の驚きもさることながら、やはりその意識の高さには感化されるものがある。自分はがんばってないな、もっと日々を一生懸命すごさないとダメだな。そう思わされる。しかしがんばらない。

もしかすると変化はしているのかもしれない。少なくとも良い方向に向きはしたと信じたい。それでも、番組をひとつ見たからと言って劇的に変わったことなど今まで一度もない。そこで変われる人もいるかもしれないが、私はそこまでバイタリティがない。あると思ってくれてる人がいるならそれは光栄だ。しかしないものはない。良い意味での馬鹿さも持ち合わせていない。所詮はマジョリティの一角を担う凡人である。羽生名人や岩田社長の生き様を見て感動しても、それで生き方が変わるようなことはない。劇的なドラマ性が演出される人生ではない。

啓発されてがんばらない。モチベーションが高まっても何もしない。それが事実であり積み重ねてきた実績である。それを反省すると自己嫌悪に陥ってしまう。だからあまり深く考えないようにしている。がんばる人の生き様を見て感動した。しかし自分はがんばらない。それでいいかなという気がしている。開き直りだが、それは単にスイッチを入れるきっかけではなかったのだ。そう思うことにしている。嫉妬も焦りもない。最期まで大成しないかもしれない。それでもいい。

目の前のやるべき事を粛々とこなす。そうして、少なくとも自分の周囲が認めてくれればそれでひとまず十分かな。そう思っている。