ツイッター以上ブログ未満

かつては日々の食事メモでした。

昔聴いてた曲を聴き直すと

いいんだこれがまた・・・。すごくいい・・・。

思いっきり懐古厨だがそれも致し方ない話である。YEAH。世に出て間もないMP3、付けるはクソ雑魚イヤーフォン。流すはロック!低・音・質!それをハイスペ高音質で聴き直すのだ。それだけでいいに決まっている。音楽を聴く耳も育っている。趣味も広がっている。聴こえ方が全然違うのだ。懐古バンザイ。

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音楽の聴き方には大きく3種類あると思っている。いま自分が音楽という地表に立っているとして、出来ることは何があるだろうか。1つ、前に向かって歩く。2つ、穴を掘る。3つ、その場で足ふみする。これしかないのではなかろうか。いや言い過ぎましたすみません。しかしこんなものだろう。番外編として空も飛べるがこれはオマケである。

前に向かって歩くとは、すなわち音楽の開拓である。いま好きなアーティストのルーツを追う、隣のジャンルを覗いてみる、関連人物をたどっていく。どれもこうした聞き方だ。音楽の趣味を拡げる聴き方であり、飽き性の私がとりがちなスタンスだ。これのいいところは色々な世界をつまみ食いできるところにある。私はそう思っている。ベスト盤を借りたりYouTubeで再生数の多い動画を観たり、そうこうしているうちにとりわけ好きなアーティストができる。

穴を掘るとは、ディグダである。いや、同じジャンル、同じアーティストにお熱な状態である。マニア的志向と言ってもいい。プレグレならプログレ、レゲエならレゲエといった具合に、局所的に攻めて攻めてめちゃくちゃ詳しくなるのである。音楽の趣味を拡げる旅路において、突如として激ハマリしてしまうのが私のパターンである。こうなってしまうと、"にわか"には熱心な布教活動、"同志"とは無限に続く居酒屋トークをしがちである。

その場で足ふみするとは、同じアーティスト同じ曲を何度も聴き直すことを表している。今回の趣旨に一番近いのがこれかもしれない。何回聴いてもいい曲、いつ聴いてもいい曲、それらに触れながら何度も何度も発見をするのである。耳コピをする時にもこんな聴き方になっているだろう。「深く聴く」点では穴を掘るのと一緒だが、沼にずぶずぶ飲まれる感覚はなく、1曲、1アーティストをしっかり聞き込むイメージである。これは演奏者の立場としてすごく勉強になる聴き方だと思っている。

以上3点をぐるぐるローテしながら音楽を聴くのである。今回の懐古厨的世界観は3つ目の聴き方に近いものだが、どんな曲でも常に何かしら発見はあるものである。例えば今日は(藍坊主マジサイコーだわぁ・・・サビの開放感が気持ちよすぎまっせ・・・)こんなことを思ったり、思わなかったり。まぁ思ったんだけど。いや、思うでしょ。つまり結論としては、藍坊主マジサイコー。そういうことです。

※ちなみに「空を飛ぶ」というのは、人の勧めや自分の気まぐれで思いっきり趣味と違う、眼中にもなかった音楽を聴いてみることを指している。自分で言えば「キングクリムゾン」との出会いがまさにそれ。マジパネェ。キングクリムゾンサイコーっすよ。