ツイッター以上ブログ未満

かつては日々の食事メモでした。

ぴょそちゃそおそそぴっく

腸炎で病み堕ちしていた時分、付けっぱのテレビから延々と流れるのは五輪特集であり無限に繰り返される過去のメダルシーンであった。兼ねてよりスポーツが観ることもやることも全く好きではない自分であったけれども、さすがの刷り込み教育に気持ちがすっかり雪と氷に向かってしまい、気づけば主要な試合の中身はそれなりに把握し、職場の昼休憩のトークコーナーでもそれなりに存在感を示せるくらいの有識者になっていた。「自分史上最高に五輪にハマっている。今までZEROに近かった興味が、いまや世間と同等レベルに上がっている。なぜ同等と言えるかというと、自分的に興味ZEROなスポーツの話題なのに職場での会話で珍しく困っていない。ニュースZEROも楽しく視聴できる。カーリングを観ながら飲むストロングZEROも美味い」。昨夜、酒に酔った自分が奏でた五輪讃歌である。

 

ニワカ界の有識者。そんな微妙な立場になってしまった自分はついに昨夜、讃歌でも触れたようにカーリング女子の試合を観ていた。ルールも少し調べてしまった。渋いなぁ面白いなぁと思ってしまった。超絶有利な後攻を得んがためにわざと得点しないとか上手いこと氷ゴシゴシしたら何故かちょっと曲がるって面白くね?とか。総当たり戦で勝ち上がったらさあ次は準決勝ですってえええ、予選突破すなわちメダル圏内じゃん。5勝2敗って良い位置じゃん!とか。気づきとしては、スポーツってのはルールを理解して、戦略が分かるようになって、選手を把握して、あとは試合中いい感じに解説してくれる人がいればめちゃくちゃ楽しいんだなーと。身体能力でごり押す昔の遊戯王カードみたいな展開はイマイチだけど、きっちり決まったルールの中で工夫して頑張る感じはいいなーと。でもキモはやっぱり、結構いろんな競技でメダル圏に食い込みそうってとこなんだろうなと。そうでもなきゃ、自国の負け確な試合ばっかだったらニワカ界への導入としてはハードル高すぎただろうなと。

 

がんばれニッポンなんて言わないけど、ニワカでもワクワクできるような良い試合を見せてくれたらニワカとしては大満足なのだろうと思う次第です。