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かつては日々の食事メモでした。

祭り

が好きだ。サブちゃんは関係ない。紅白のトリはスマップであり、本件は文字通りフェスティバルの話である。

具体的にどこが好きかを問われると一言では答えづらい。屋台は好きである。屋台が並んだ街並みや人々がブツを買い食べ歩く様子はいとをかしだ。しかし屋台で売っているブツ自体はさほど好きでない。とりわけお好み焼き、焼きそば、じゃがバターへの興味がうすいので屋台選び自体は楽ちんである。

おそらくだが、人が一箇所に集まってわちゃわちゃやってるのが好きだ。クラブも満員電車も好きじゃないが、活気があるのは好きだ。祭りには活気がある。祭囃子の音色は脳を揺らしストレスを吹き飛ばして心に活力を与えてくれる。音は大きいがうるささを感じない。テキトーに演奏してそうなのに妙に合っていて心地よい。群衆と打楽器がつくる騒がしさが好きだ。

ハレの場ではじけてる人が好きだ。祭りは日常を忘れさせてくれる。日常から逸脱したモラルの低さ、奇抜さを見せてくれる。世間体なんてない。ただただどうしようもない。アルコールがそれを後押しする。しかしそこには、何物にも縛られない自由がある。普通ならありえない。だがそれがいい

今日はそんなハレハレ愉快な祭りに繰り出した一夜だった。気づいたのだが、私は飲みながら練り歩くのが好きだ。ビールを飲みながら祭り会場をぶらぶらしたい。ずっと飲んでいたい。そうなると左手が使えなくなる。片手がお酒でふさがってしまう。しかし何か食べたい。その場合、屋台で買うのは右手一本で持ってかぶりつけるやつがベストだ。ビール片手に箸は使えない。串焼きならそれができる。ビールと串焼きは合う。そういうことだ。

祭りのあとの寂しさは、現実を直視することへのささやかな抵抗だ。寝て起きたら朝が来る。朝が来たら家を出なくてはいけない。祭囃子なしで明日からの"祭り"を乗り切れるだろうか。答えは花金のみぞ知る。