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かつては日々の食事メモでした。

秋葉原の読み方

高校で一時期通っていた塾の先生がこんなことを言っていた。「秋葉原のこと、みんな"アキバ"って呼ぶけど、"アキバハラ"とは言わないよね?言葉を略すと濁る位置が変わるんだ。」なぜその話になったのかまったく覚えていないが、英語教師が突然何の話だ?と戸惑ったことはよく覚えている。なぜその話になったのか分からないから戸惑ったとも言える。

急にどうした?なんの話だ?と思ってしまうこと、思われてしまうことはしばしば起こってしまう。自販機にお釣りを忘れてしまうくらいの頻度で、この不幸なすれ違いは発生している。ボタンのかけ違い。よく分からん!何言ってんねん!と突っ込んでもらえるならまだ救いがあるが、苦笑いなんてされた日には全身がアルコールを求め出す。アルコールだけが僕らを救済してくれる。

まぁたしかに"アキハバラ"を略したら"アキハ"のはずだよね、とは思う。問題は、なんでお前がこのタイミングで?という、世界観がガラリと変わったことへの戸惑いである。戸惑っちゃったらもうどうしようもない。もちろん何も反応しないわけにもいかないので、訳が分からないながらもそのときは全力で微笑み返した。フォローのつもりだったが向こうには苦笑いにしか見えていなかったかもしれない。これもまた不幸なすれ違いなのだろう。